2019.11.26

一日一季語 冬木(ふゆき)  【冬―植物―初冬】

 

 

夜は星を梢に散りばめ冬木かな   市堀玉宗

 

 

12月になると近年の街では、街路樹にLED電球をちりばめた、イルミネーションで華やかに飾り付けられる。

都会では、見られない星をイメージしてのイルミネーション。

葉を落とした冬木の梢に、花が咲いたかのように、星が輝いているのでしょうね。

 

 

 

【傍題季語】

冬木立(ふゆこだち) 冬木影(ふゆきかげ) 冬木道(ふゆきみち)

 

 

 

【季語の説明】

常緑樹・落葉樹ともに冬の景色として、冬木・冬木立と詠む

冬の樹木「冬木」が群立しているさまをいう。落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした冬枯れの裸木の木立は、鬱蒼と茂る夏木立と対照的にものさびしいものである。

 

 

 

【例句】

冬木かげわが影なべてあるがまま    林翔

汽車過ぎていよいよ暮色一冬木    森澄雄

冬木立日中をしんと美術館         水野節子

長考の一手冬木の影に指す       船越淑子

豆剣士柳生へ通ふ冬木道              渡辺龍子

 

 

 

【小春の語源など】

 

 

今日は何の日

ペンの日

日本ペンクラブが制定。

1935(昭和10)年のこの日、日本ペンクラブが創立された。

ペンクラブは、文学を通じて諸国民の相互理解を深め、表現の自由を擁護するための国際的な文学者の団体である。ペン(PEN)は、文字を書く道具としてのペンをあらわすとともに、Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)を、Eは随筆・評論家(Essaists)と編集者(Editors)を、Nは小説家(Novelists)をそれぞれ表す。

 

 

いい風呂の日

日本浴用剤工業会が制定。

 

 

いいチームの日

 

 

 

主な出来事

1593

    後陽成天皇の勅命により『古文孝経』(慶長勅版)を印刷。日本初の木製活字本。

1935

    日本ペンクラブが発足。初代会長は島崎藤村

1945

    横綱・双葉山が引退。

1948

    アメリカのポラロイド社が、世界初のインスタントカメラ「ポラロイド・ランド・カメラ」を発売

1957

    東京都奥多摩町に上水道・発電用の小河内ダムが完成

1974

    金脈問題で田中角榮首相が辞意を表明。129日に内閣総辞職

1974

    出版社の三省堂が会社更生法の適用を申請し事実上倒産

1989

    大相撲11月場所で小錦が幕内初優勝。外国人力士の優勝は高見山以来17年ぶり2人目

2199

    宇宙戦艦ヤマトが太陽圏を脱出(架空)

 

 

 

誕生日

1917

    樫尾忠雄 (経営者,カシオ計算機創業)

1925

    岡井省二 (俳人)

1942

    カルーセル麻紀 (タレント)

1946

    下條アトム (俳優,声優)

1958

    宮脇明子 (漫画家『ヤヌスの鏡』)

1980

    大野智 (タレント,歌手())

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)