2019.11.17 

一日一季語  冬服(ふゆふく) 【冬―生活―三冬】

 

 

冬服着る釦ひとつも遊ばせず    大牧 広

 

 

昨日から、北海道では猛吹雪のニュース報道が続いています。

こうした寒さの中では、句のように、コートの釦を全て止める行為は、自然の物でしょうね。厳しい寒さを感じる句だと思います。

 

雑学ですが、服の襟元、ボタンを気にする行為は心理学的には、相手に対して性的興味を持っていることを表している可能性が高いと言われているそうです

 

 

 

【傍題季語】

冬着(ふゆぎ) 冬シャツ(ふゆしゃつ)

 

 

 

【季語の説明】

冬に着る衣服。厚地で暖かいものが多い。かつては冬服は洋服、冬着は和服という使い分けをしていたようだが、今ではその区別は曖昧になっている。

 

 

 

 

【例句】

冬服の衣囊が深く手を隠す    山口誓子

(かくし)

白き工区冬服の人の闊歩わびし  金子兜太

山国の闇冬服につきまとふ    茨木和生

冬服の生地の疲れの肘に見ゆ  宮津昭彦

冬服に化けし女のめくら縞   久津見風牛

 

 

 

《全世代共通》冬ファッションの鉄則

寒い冬には防寒できるかが重要ですよね。ただ、防寒だけを意識せずおしゃれに見えるかという意識も絶対に忘れずに!

とにかく着込んで雪だるまみたいになってしまったり、一切肌見せがない格好はNGです。防寒する際はセーターの下に厚手の下着を着て見えない部分で工夫をしたり、素敵なマフラーやブーツで温かくしながらも楽しめるおしゃれをしましょう。

 

素材を気にする

冬に活躍するセーターやマフラー、コートなどには様々な素材が使用されています。その素材によって温かさが違ったり、肌触りが違ったり、見る人が見ればそれが質のいいものなのかどうかということまでわかってしまいます。

セーターやマフラーの最高品質といえばカシミヤですし、ダウンジャケットはフェザーの混合率が低いものほどいいものだとされています。

ポリエステル素材のコートなどは比較的安価で購入できますが、シワや型崩れなどが起きやすいので注意しましょう。

 

 

 

2019冬のトレンドを踏まえたコーディネートのポイント

クラシックスタイル

昨年まで続いたストリートムーブメントが収束し、2019年の秋冬はクラシックスタイルが主流になります。

 

根強い人気のチェック柄アイテムは必須

まだまだ根強い、チェック柄人気。チェック柄はバリエーションもスタイリングもさらに自由に多様化し、全身でまとうのが今年流のスタイリングに。

 

 

今年の冬は派手カラーも取り入れて

冬といえば全体的にダークな色でまとめがちになりますよね。

しかし、今年の冬のトレンドははカラーフィーバー!積極的に派手色を取り入れてみましょう。

なかでも人気のカラーは、強くしなやかな女性を体現するレッドと、華やかで元気な印象のイエローです。

派手カラーでのコーディネートに勇気がいるなんてかたはバッグや靴などの小物でまずは挑戦してみてください。

 

 

 

 

今日は何の日

将棋の日 

将軍・吉宗の頃に、11月17日に御城将棋という年中行事を行っていた史実から、日本将棋連盟が1975年(昭和50年)に制定した日。

 

 

 

主な出来事

717

    元正天皇が行幸して「養老の滝」を命名したことに因み養老に改元。724年に神龜に改元

1869

    地中海と紅海を結ぶスエズ運河が開通

1922

    改造社の招きでアインシュタインが来日

1933

    アメリカがソビエト連邦を承認。

1934

    大阪大学の湯川秀樹教授が中間子仮説を発表。

1965

    プロ野球第1回新人選手採用選択会議(ドラフト会議)開催。

1990

    長崎県・雲仙普賢岳の山頂部で水蒸気爆発。2百年ぶりの噴火が始る。

1997

    北海道拓殖銀行が経営破綻

2001

    アップルコンピュータが携帯音楽プレイヤー・iPodを発売

2005

    国交省が、姉歯建築設計事務所によるマンション・ホテルの構造計算書偽造を公表

 

 

 

誕生日の有名人

1790

    アウグスト・フェルディナント・メビウス (:天文学者,数学者(トポロジー,整数論))

1904

    イサム・ノグチ (:彫刻家)

1906

    本田宗一郎 (経営者,本田技研工業創業)

1929

    納谷悟朗 (俳優,声優,演出家)

1934

    井上ひさし (劇作家,小説家)

1939

    内田裕也 (歌手,俳優)

1975

    ユンソナ (韓国:女優,タレント)

 

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)