2019.5.18
一日一季語 田植(たうえ《たうゑ》)【夏―行事―初夏】
田植機の田渡る土手の大丸太 山城やえ
このような、田植え機の事を読むのは、やはり現代的に思います。
大丸太で、田の段差を乗り越えていく景は、実際に見ないと読めないと思いました。
【傍題季語】
田植笠(たうえがさ《たうゑがさ》) 田植歌(たうえうた《たうゑうた》) 田植時(たうえどき《たうゑどき》) 早乙女(さおとめ《さをとめ》)
【季語の説明】
代搔きがすんだ田へ早苗を植えること。地域によって差があるが、最近では五月初旬に行う地域が多い。田植の行事なども今に伝えられている。田植をする女性を早乙女という。
→ 早苗
【例句】
田一枚植ゑて立ち去る柳かな 芭蕉
鯰得て帰る田植の男かな 蕪村
田植機の畦をふさぎて人見えず 保坂加津夫
植ゑし田のすぐ水鏡青鏡 塩川雄三
植ゑ終へて田植機鉄に戻りけり 吉田昭二
【今日は何の日】
国際親善デー
1899年のこの日、ロシア皇帝ニコライ2世の提唱でオランダのハーグで第1回平和会議が開催された。日本を含む26か国が参加し、「国際紛争平和的処理条約」や「陸戦の法規慣例に関する条約」等が結ばれた。
日本では1931年から実施されているが、特に行事等は行われていない。
国際博物館の日
国際博物館会議(ICOM)が1977年に制定し、1978年から実施。日本では日本博物館協会を主体として2002年から参加している。
18リットル缶の日
全国18リットル缶工業組合連合会が制定。
18リットル缶(一斗缶)は、以前は「5ガロン缶」と呼ばれていたものが「18リットル缶」に統一されたことから、5ガロンの5と、18リットルの18より5月18日を記念日とした。
ファイバーの日
食物繊維に関する情報提供を行う学術団体「ファイバーアカデミア」が制定。
5(ファイブ)一(い)八(ば)で「ファイバー」の語呂合せ。
ことばの日
五(こ)十(と)八(ば)で「ことば」の語呂合せ。
主な出来事
1333年
鎌倉で新田義貞率いる反幕府軍と北條高時率いる鎌倉幕府軍の合戦が始る。5月22日に北條一族の自刃・鎌倉幕府滅亡で終結。(新暦6月30日)
1869年
榎本武揚らが最後の拠点・五稜郭を開城し維新政府軍に降伏。戊辰戦争が終結し維新政府が全国を統一。(新暦6月27日)
1936年
阿部定事件。東京・尾久の待合で阿部定が愛人・石田吉蔵を殺害、局部を切断し逃走。20日に品川で逮捕。
1974年
インドが初の地下核実験。米英ソ仏中に続く6番目の核保有国に。
1991年
国産の高速増殖炉「もんじゅ」が完成し試運転を開始。
1994年
巨人の槙原寛己投手が16年ぶり史上15人目の完全試合を達成。
1995年
「気象業務法」改正施行。気象予報士の制度が創設される。
2008年
西日本鉄道でICカード乗車券「nimoca」の使用開始。
誕生日の有名人
1899年
2代目広澤虎造 (浪曲師)
1914年
ピエール・バルマン (仏:服飾デザイナー)
1947年
寺尾聰 (俳優,歌手)
1950年
東尾修 (野球(投手・監督))
1956年
尾崎直道(ジョー尾崎) (ゴルフ)
1969年
槇原敬之 (シンガーソングライター)
1983年
2代目中村七之助 (歌舞伎役者)
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)