2019.01.21一日一季語 おでん  【冬―生活-三冬】

 

 

観音に詣でついでのおでんかな   山田春生

 

 

1月20日は初観音

大寒で、寒さもいっそう厳しい時期です。

浅草寺の帰りかもしれません。江戸らしい気分がいっそうつのりますね。

 

 

 

【傍題季語】

関東煮(かんとうだき《くわんとうだき》)

 

 

 

【季語の説明】

豆腐を串に刺して味噌をつけてあぶった味噌田楽の田に「お」をつけたもので、後にその変形である煮込み田楽をおでんというようになった。江戸で作られたらしく、関西では「関東煮」と称する。芋・蒟蒻(こんにやく)・大根・はんぺん・竹輪などの種を煮込む。かつては田楽には菜飯、おでんには茶飯がつきものとされていた。

 

 

 

【例句】

おでん煮えさまざまの顔通りけり    波多野爽波

おでん屋に同じ淋しさおなじ唄     岡本眸

大根に根気があるぞおでん鍋      坪内稔典

妣在らばおでんの味に何足さ           三村純也

鍋底の蒟蒻隠れておでんかな           八木健

 

 

 

【おでん】

老舗のおでんといえば「お多幸」

70年近く継ぎ足し続ける秘伝出汁!おでんの名店「お多幸本店」

70年近く継ぎ足し続ける秘伝出汁!おでんの名店「お多幸本店」

 

北風が吹く寒い季節になると、食べたくなるのが「おでん」。東京の日本橋に、関東風おでんの名店があるのをご存知ですか?そのお店の名前は「お多幸本店」。半世紀以上守り続けた秘伝の出汁をつかった絶品関東風おでんのお店です。また、〆に食べたい人気メニュー「とうめし」も見逃せません!日本橋お多幸本店の魅力をたっぷりご紹介します。

 

老舗のおでんといえば「お多幸」

「日本橋 お多幸本店」

関東大震災の年、1923年(大正12年)創業。濃いめの出汁が特徴の、関東風おでんのお店です。もともと銀座にお店を構えていましたが、平成14年に日本橋へ移転、以降「日本橋お多幸」として名を馳せています。

 

おでんの命である出汁は、お多幸が昭和23年からいままで半世紀以上守り続けた秘伝の出汁。いまも継ぎ足しつつ、当時の味を守り続けています。かつおと日高昆布がベースです。ぜひ自慢の出汁を存分に味わいましょう。

 

お多幸のおでんは、厳選のこだわり素材を丁寧に一つ一つ食材に合わせて仕込みます。冬場はすこし長めに浸けるなど、季節や温度、湿度によっても作り方を変えるとか。

 

お多幸の秘伝の出汁を思う存分味わえるおでんだねといったらやはり「大根」。下味をつける、さます…などの仕込みを重ね、やっとおでん鍋へ。大根の仕込みだけでなんと半日をかけるそうです。

 

 

 

今日は何の日

初大師,初弘法

1年で最初の弘法大師の縁日。

 

 

久女忌

俳人・杉田久女の1946年の忌日。

 

 

ライバルが手を結ぶ日

1866(慶応2)年のこの日、長州の木戸孝允、薩摩の西郷隆盛らが土佐の坂本竜馬らの仲介で京都で会見し、倒幕の為に薩長同盟(薩長連合)を結んだ。

 

 

料理番組の日

1937年のこの日、イギリスのBBCテレビで、料理番組の元祖と言われる番組『夕べの料理』の放送が開始された。

1回目は「オムレツの作り方」で、この日の担当のマルセル・ブールスタンは、世界で初めてテレビに出演した料理人となった。

 

 

 

主な出来事

745

民間僧・行基に日本初の「大僧正」の位が贈られる。(新暦226)

1912

新潟県高田で日本初のスキー競技会開催。

1954

アメリカで世界初の原子力潜水艦「ノーチラス号」が進水

1963

『キユーピー3分クッキング』放送開始。

2007

宮崎県知事選挙で東国原英夫(そのまんま東)が当選

 

 

 

誕生日

1530

上杉謙信 (武将)

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

 

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)