2018.08.24 一日一季語 【秋―生活―初秋】
蔵出しやゆたかに醸す新酒の香 伊東和子
伊東和子[イトウカズコ]
昭和26年9月20日生まれ。福島県いわき市出身。
現在、茨城県北茨城市在住
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
句集 草を引く
【傍題季語】
今年酒、早稲酒、新走り、利酒、聞酒、新酒糟
【季語の説明】
その年の新米で醸造した酒。昔は、新米が穫れるとすぐに造ったので、秋の季としたが、 今は寒造りが主流となった。とはいえ、新米の収穫のめでたさを祝う思いがこの季語に は含まれる。
【例句】
新酒酌みぼそと呟く李白の詩 成瀬櫻桃子
君と酌まむ夢ははかなしこの新酒 林翔
青竹の筒ひびかせん新走り 長谷川櫂
注ぎ注がれ新酒一升またたく間 三村純也
古酒新酒お国自慢の始まれり 兼久ちわき
【栃木県の酒蔵】
関東平野の北端「水と緑と万葉の町」、栃木県佐野市。 古くから酒造りの町として知られているこの町で、創業延宝元年(1673年)と約330年余りもの歴史を持つ、県内最古の蔵元。 平成10年より、全銘柄特定名称酒へ移行。
【高木酒造】
高木酒造は日本酒好きなら誰でも知っている山形県村山市の「十四代」の酒蔵。
1615年(元和元年)、高木家が現在地で酒造りを行ったことに始まる。当初は、「朝日鷹」というブランド名で販売していたが、1993年(平成5年)、14代目・高木辰五郎から15代目・高木顕統に引き継がれたとき、「十四代」となった。
【旭酒造】
獺祭
旭酒造は通常よくある杜氏と蔵人による酒造りではなく、社員だけの酒造りを行っています。
平均年齢は非常に若いですから経験不足も心配されますが、ほとんどが純米大吟醸の仕込。
若いスタッフ達に「君達は若いけれど通常十年以上かけて経験する純米大吟醸だけの仕込み本数を一年で仕込む。
だから経験不足はありえない。普通酒を造らせれば造った経験が無いから下手かもしれないが、
こと純米大吟醸に関してはベテラン杜氏にも決して引けは取らない」と話しています。
【今日は何の日】
大噴火の日(ポンペイ最後の日)
西暦79年にイタリアのヴェスビアス火山が噴火し、ポンペイの市街が火山灰により埋没してしまったのがこの日といわれています。
ラグビーの日
1823年、イングランドのパブリックスクール・ラグビー校で開かれたフットボールの試合中に、興奮した生徒・ウィリアム・エリスがルールを無視してボールを抱えて相手チームのゴールへ突進しました。これがラグビーの発祥であるとされています。
愛酒の日
酒をこよなく愛した歌人・若山牧水の1885(明治18)年の誕生日。
主な出来事
1594年 石川五右衛門釜ゆで
1875年 ドーバー海峡初横断
2000年 アンディ・フグ(K-1)、没(享年35歳)
8月24日が誕生日の主な有名人
1530年 イワン4世(イヴァン雷帝・モスクワ大公)
1879年 滝廉太郎(作曲家)
1885年 若山牧水(歌人)
1899年 ホルヘ・ルイス・ボルヘス(作家・詩人)
1935年 羽田孜(政治家・元首相)
1961年 岡田美里(女優)
1967年 中村大輔(プロサーファー)
1971年 原田里香(タレント)
1987年 井上良(タレント)
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)