2018.08.02 一日一季語  落蝉(おちぜみ) 【夏―動物―晩夏】

 

 

落蝉に火の匂ひある掌      波戸岡旭

 

天頂 ( てんちょう )

主宰/代表     波戸岡 旭

師  系      能村登四郎

平成11年、波戸岡旭が横浜で創刊。

自然の中の自分・自分の中の自然を詠む

遊心・遊目・活語による清新な句境をめざす

 

 

 

【季語の説明】

蝉は夏の季語

「落蝉」は、寿命を終えて地面に落ちた蝉のことです。

たいていは仰向けに落ちていて、死んでいるかと思うと、ジージー叫びながら激しくもがくものもいる。

幼いころはそれが滑稽に見えるが、その生態を知ると何とも言えない気持ちになるものである。

 

 

 

【例句】

死蝉をときをり落し蝉しぐれ    藤田湘子

にはたづみ蝉の落ちたる光悦寺   川崎展宏

ちやぼ不思議がる落蝉の断末魔   辻田克巳

せんだって落蝉を無視した処    池田澄子

落蝉に動かぬものと動くもの   佐藤喜孝

 

 

 

【落蝉】

歳時記でも収録されていないものが多いようですが、よく使われている季語なのではないでしょうか。

晩夏、あるいは、初秋がふさわしいのかもしれません。 

 

 

今日は何の日

パンツの日

奈良の下着メーカー磯貝布帛工業(イソカイ)が自社ブランド「シルビー802」の商品名にちなんで制定しました。

後に、大坂の下着メーカー、オグランも「パン(8)ツ(2)」の語呂合わせから、この日を記念日にしました。

この日は、女性が好きな男性にパンツをプレゼントする日とされています。

 

 

金銀の日

1928年のこの日、アムステルダムオリンピックで、陸上三段跳びの織田幹雄が日本人初の金メダル、陸上800mの人見絹代が日本人女性初のメダルとなる銀メダルを獲得した事から。

 

 

カレーうどんの日

「カレーうどん100年革新プロジェクト」チームが、カレーうどんが全国浸透してから100周年となる2010(平成22)年に制定。

62日が「カレーの日」、72日が「うどんの日」であることから。

 

 

ビーズの日

ビーズアクセサリーキットを製造するビーズマニア株式会社が制定。

82が「B(ビー)2(ツー)」に見えることから。

 

 

博多人形の日

博多人形の生産者の組合が中心となって制定。

「は(8)かたに(2)んぎょう」の語呂合せ。

 

 

 

主な出来事

1721年 吉宗、目安箱設置

1964年 トンキン湾事件

1970年 銀座で初の歩行者天国

1972年 カシオ、「カシオミニ」発売

 

 

 

82日が誕生日の主な有名人

1914年 木下順二(劇作家・評論家)

1922年 中内功(ダイエー創設者)

1935年 高橋悦史(俳優)

1941年 ポール牧(コメディアン・僧侶)

1946年 中上健次(作家)

1965年 渡辺久信(野球)

1968年 真璃子(歌手)

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

 

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)