2018.07.26 

一日一季語 昼顔(ひるがお《ひるがほ》)  【夏―植物―仲夏】

 

 

昼顔の本気はすぐに解けて効く      河西志帆  

 

河西志帆

上田市蒼久保在住

従姉に誘われ第一製薬社内句会「笹鳴」の門をたたいたのが俳句との出会い。その後、「京鹿子」「海程」「里」などに入会、一貫して「普段使っているやさしい言葉で深いものを詠みたい」と日々、感性を磨いている。

2005年 第46回口語俳句協会奨励賞 「寒がる金魚」20句にて

2009年 第一句集「水を朗読するように」

(「海程」「京鹿子」「里」同人、現代俳句協会会員)

 

 

 

【傍題季語】

浜昼顔(はまひるがお《はまひるがほ》)

 

 

 

【季語の説明】

ヒルガオ科の多年生蔓草の花。野原や道ばたで他の草や木にからみ、初夏から初秋にかけて、朝顔に似た淡紅色漏斗状の合弁花を開く。主として日中に開花するので昼顔という。浜昼顔は、海岸の砂地に見られるヒルガオ科の多年生蔓草。昼顔によく似た淡紅色の花が上向きに咲く。

 

夏の昼間、淡紅色のラッパ状の花を咲かせる。山地や都会の空き地などどこにでも見られる。

日盛りに花を咲かせるところから、朝顔に対してこの名がある。万葉集のなかのカオバナはヒルガオといわれる。

 

 

 

【例句】

昼顔の浜辺行つたり来たりして     稲畑汀子

昼顔の蕾がうしろ指をさす         丸山佳子

昼顔に浜いくたびの砂あらし    岡本眸

くちびるは舐めてやわらか浜昼顔  池田澄子

昼顔よわれ遠投をくり返す     宮崎斗士

 

 

 

【スクリーンの中の昼顔】

『昼顔』(ひるがお、フランス語: Belle de jour, 「三色朝顔」「日中の美女」「昼間に稼ぐ娼婦」の意)は、1967年のフランス・イタリア合作映画である。ルイス・ブニュエル監督作品、原作はジョゼフ・ケッセルの同名小説である。第28回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞した。

 

美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、医師である夫のピエール(ジャン・ソレル)とともにパリで幸せな生活を送っていた。その一方、マゾヒスティックな空想に取り付かれてもいた。ある日セヴリーヌは友人から、上流階級の婦人たちが客を取る売春宿の話を聞き、迷った後に「昼顔」という名前で娼婦として働くようになる。

 

 

 

『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(ひるがお へいじつごごさんじのこいびとたち)は、2014717日から925日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。全11話。

主人公を演じる上戸彩は前年1月期に放送された『いつか陽のあたる場所で』以来の主演。

 

 

 

今日は何の日

日光の日

820(弘仁11)年、弘法大師が日光山を命名しました。

元々は「ふたらさん」と言い、「二荒山」の字が当てられていましたが、弘法大師がこれを「にっこうさん」と音読みにし「日光山」の字を当てたとされています。

 

 

幽霊の日

1825(文政8)年、江戸の中村座で「東海道四谷怪談」が初演されました。

東海道四谷怪談(通称「四谷怪談」)は、浪人民谷伊右衛門に毒殺された妻お岩の復讐話です。

不義密通をはたらいた男女が殺され、戸板に縛られ神田川に流されたという実在の事件をヒントに四世・鶴屋南北が作った話です。

 

 

ポツダム宣言記念日

1945(昭和20)年、ベルリン郊外のポツダムでアメリカ・イギリス・中国の三国の首脳が戦争終結・日本の無条件降伏等について717日から会談し、この日「ポツダム宣言」を発表しました。

 

 

 

主な出来事

1914年 近代的貸ビル1号三菱21号館竣工

1963年 OECD(経済協力開発機構)日本加入承認

 

 

 

726日が誕生日の主な有名人

1856年 バーナード・ショウ(戯曲作家)

1867年 幸田露伴(作家)

1928年 牧野茂(元巨人軍)

1943年 ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)

1950年 萩原健一(俳優)

1963年 谷島美砂(GO-BAND'S・ミュージシャン)

1965年 ノッチ(元デンジャラス・タレント)

1965年 水谷あつし(俳優)

1967年 サンドラ・ブロック(女優)

1968年 小島奈津子(アナウンサー)

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

 

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)