2018.07.23 

一日一季語 夏(なつ)  【夏―時候―三夏】

 

 

わが朱夏の詩は水のごと光るべし    酒井弘司

 

 

酒井弘司(さかい・ひろし)さんは、昭和13年長野県生まれ、俳誌「朱夏」主宰、「海程」同人。

平成二十年から二十五年の六年間の作品、三七二句を収録。前句集『谷風(こくふう)に次ぐ第8句集となる。

ふらんす堂からは1997年に現代俳句文庫39『酒井弘司句集』、2000年に句集『地霊』を上梓されている。

いまは相模原市の根小屋というところにお住まいである。

 

 

 

【傍題季語】

三夏(さんか) 九夏(きゅうか《きうか》) 朱夏(しゅか《しゆか》) 炎帝(えんてい)

 

 

 

【季語の説明】

立夏(五月六日ごろ)から立秋(八月八日ごろ)の前日までをいう。新暦ではほぼ五、六、七月にあたるが、旧暦では四、五、六月。三夏は初夏・仲夏・晩夏、九夏は夏九旬(九十日間)のこと。朱夏は陰陽五行説で赤を夏に配するところから来た夏の異称。炎帝は夏を司(つかさど)る神。

 

 

 

【例句】

グローヴのくぼみ拳で打ちて夏  大高弘達

甲斐善光寺門前のかつと夏    廣瀬直人

プラタナス並木一直線に夏    片山由美子

 

 

鳩の首瑠璃光放つ朱夏の宮    加藤耕子

炎帝の昏きからだの中にゐる   柿本多映

ホッケーの球の音叫び声炎帝   星野立子

 

 

 

【天照大神】

天照大御神

天照大神(あまてらすおおみかみ、あまてらすおおかみ)は、日本神話に登場する神。皇室の祖神で、日本国民の総氏神ともされる。

『延喜式』では自然神として神社などに祀られた場合の「天照」は「あまてる」と称されている。 天岩戸の神隠れで有名であり、記紀によれば太陽を神格化した神であり、皇室の祖神(皇祖神)とされる。神社としては伊勢神宮が特に有名。

 

『古事記』においては天照大御神(あまてらすおおみかみ)、『日本書紀』においては天照大神(あまてらすおおかみ、あまてらすおおみかみ)と表記される。別名、大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)。神社によっては大日女尊(おおひるめのみこと)、大日霊(おおひるめ)、大日女(おおひめ)とされている。

『古事記』においては「天照大御神」という神名で統一されているのに対し、『日本書紀』においては複数の神名が記載されている。伊勢神宮においては、通常は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、あるいは皇大御神(すめおおみかみ)と言い、神職が神前にて名を唱えるときは天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)と言う。

 

 

 

今日は何の日

米騒動の日

1918(大正7)年のこの日、富山県魚津町の港で起こった米騒動は全国に波及し、ついには軍が出動するほどの騒ぎになりました。

 

 

カシスの日

日本カシス協会が2006(平成18)年に制定。

この日が大暑になることが多いことから。

 

 

文月ふみの日

郵政省(現在の日本郵政公社)1979(昭和54)年から実施。

毎月23日は「ふ(2)(3)」の語呂合せから「ふみの日」となっていますが、7月の旧称が「文月」であることから、特別に「文月ふみの日」としてさまざまなイベントを実施しています。

 

 

 

主な出来事

1909年 ウエストン(日本アルプス名付親)来日

 

 

 

723日が誕生日の主な有名人

1787年 二宮尊徳(農政家)

1901年 下山定則(初代国鉄総裁)

1909年 飯沢匡(劇作家・演出家)

1931年 磯崎新(建築家)

1935年 朝丘雪路(女優)

1942年 松方弘樹(俳優)

1962年 三上博史(俳優)

 

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

 

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)