2017.08.08 一日一季語 枝豆(えだまめ)【秋―生活―三秋】
ころがる枝豆畳に遠き海と山 磯貝碧蹄館
磯貝 碧蹄館(いそがい へきていかん、1924年3月19日 - 2013年3月24日。俳人、書家。
東京出身。本名は甚吉。豊南商業学校(現・豊南高等学校)中退。
1954年中村草田男に師事。
1960年『与へられたる現在に』で角川俳句賞受賞。
1966年『握手』で俳人協会賞受賞。1974年俳誌『握手』を創刊し主宰する。
2004年句集『馬頭琴』により第5回雪梁舎俳句大賞特別賞受賞。書を金子鴎亭に学び、創玄展審査員を務めた。2013年3月24日、肺癌のため死去。89歳没。
【傍題季語】
【季語の説明】
熟す前の青い大豆。枝ごととることから枝豆という。さやのまま塩茹でにして食べる。
【例句】
学校に行カズ枝豆賣ル子カナ 正岡子規
枝豆に手のよく伸びて聞き上手 小泉旅風
枝豆や兄の修忌も形ばかり 安住敦
枝豆や笑ひ上戸の友は亡き 江崎成則
枝豆やこぶりなれども地獄耳 朝妻力
【枝豆の特徴・由来など】
枝豆(えだまめ)は、未成熟で青いうちの大豆を収穫したもの。
枝豆という植物が大豆と別に存在する訳ではなく、大豆とは収穫時期が異なるだけで、植物としては同一である。ただし、普通に大豆として成熟させて収穫するのに適した品種、枝豆として未成熟時に収穫するのに適した品種は別個に存在し、枝豆向きの品種を成熟させてのち収穫する例は無い(種子を得る場合を除く)。
最も典型的な調理法である。しばしば枝つきのまま茹でたことから、枝豆という呼び名の由来ともなった(「歴史」の項も参照のこと)。現在でも、「枝豆」と言えばこの塩ゆでを指すことが多い。
枝豆の栄養成分
- ビタミンB1
- メチオニン
- オルニチン
- 食物繊維
- 葉酸
- イソフラボン
枝豆の効能
- スタミナ不足解消
- 二日酔いになりにくい
- 高血圧の改善
- 腸内環境の改善
- 女性の健康のサポート
- 美容効果
100gあたりのカロリー
- ポテトチップス:554kcal
- 枝豆(えだまめ):134kcal
大豆に豊富に含まれる蛋白質などはアルコールの分解を助ける働きがあり、枝豆をつまみにするのは理にかなっているといわれる。
【枝豆の茹で方】
旬の時期はやっぱり“さや付きの枝豆を生からゆでる”のがいちばん.
「きちんと“塩の分量”と“ゆでる時間”をはかること」
塩の分量
- 塩 … 水に対して約4%が目安
※水1Lで塩40gほど
枝豆の下拵え
枝豆はゆでる前に「茎につながる先端部分をはさみで少し切り落とす」
茹でる前の枝豆に塩を揉み込みます。
はかった塩の半分を枝豆にふりかけます。手で強く握るようにゴシゴシともみ込んで塩もみをします。
ザックリ全体に塩が着いたら約5分程度置きます
ゆで時間
そのまま塩を落とさず、洗わず沸騰したお湯へ入れます。
ゆで時間は5分程、ザルに上げ洗わずゆっくり冷まします。
水につけて冷ますのはいけません。水っぽい仕上がりになってしまいます!
【ずんだ】
茹でた枝豆を潰してあん状にしたもの。ずんだを餅にまぶした「ずんだ餅」は宮城県・山形県など南東北の名物の一つになっている。
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
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