西国第三番。
JR和歌山線と京奈和自動車道が通り、紀の川と高い山に挟まれた地域。和歌山、奈良、高野山に行ける場所。
紀伊藩の援助で立派な山門や本殿が残されています。





























三大東照宮といえば久能山、日光は確定としてあと一箇所で意見が割れるそうですが、私が参拝したなかでこの紀州はふさわしいなと思いました。


左甚五郎といわれる彫刻と鮮やかな社殿。徳川頼宣が父家康を神として創建しました。和歌山藩祖頼宣は暴れん坊、もとい米将軍徳川吉宗の祖父にあたります。


石段が少しきついですが、和歌浦が少し見えます。


























中世には廃絶した古代寺院。付近はため池や田んぼが多い場所で、ここは丘になって一段高くなっています。河岸段丘でしょうか。

薬師寺式の伽藍で位置が復元され現地は公園に、隣接して展示施設があります。小野市は山間部の印象がありましたが、加古川を擁し河口や山陽道は近く、丹波経由で京都や山陰と行き来できる交通の要衝だったのでしょうか。加古川沿いには城趾があり江戸時代には陣屋が置かれました。

この廃寺の役割は、鎌倉時代以降は付近の浄土寺に移ったようです。浄土寺といえば東大寺の復興に動いた重源ゆかりのお寺です。