基礎化粧品の有効成分と効果を検証して② 気になる有効成分㋑ | パーマ大好き元美容師のブログです

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ヒアルロン酸Na

 

化粧品の有効成分として万人に

知られている成分はヒアルロン酸

だと思います

 

ヒアルロン酸の平均分子量は100万

から1000万という巨大分子量で

酸性ムコ多糖体で水によく溶ける

成分です

 

ヒアルロン酸1gで水を6Lも含水する

保水力から、化粧品の保湿成分として

多くの化粧品に配合され、美容外科

ではヒアルロン酸注射が注目されて

います

 

皮膚でのヒアルロン酸はPH7付近で

ナトリウム塩として存在している為に

化粧品の成分にはヒアルロン酸Naが

配合されています

 

 

プロテオグリカン

 

 

コアタンパク質に1本以上のグリコ

サミノグルカン(ムコ多糖)側鎖が

共有結合した水溶性タンパク質の

総称がプロテオグリカンです

 

プロテオグリカンは一般的にサイの

鼻の軟骨から抽出したものが化粧品

の有効成分として配合されています

 

プロテオグリカンの分子量は90万

から140万という巨大分子です

 

 

コラーゲン

 

3本のペプチド鎖から3重のラセン構造

の水溶性コラーゲンで、分子量は

30万の非加水分解タンパク質です

 

コラーゲンの高い保水力は肌をシッ

トリ保湿して、肌荒れやバリア機能の

低下した皮膚の表面に水分を含んだ

膜を形成して、皮膚の乾燥やひび割れ

や肌荒れを予防します

 

ヒアルロン酸Naやコラーゲンの

分子量は30万〜1000万と高分子

ですが、プロテオグリカンはヒアル

ロン酸やグリコサミノグルカンや

コンドロイチン硫酸等のムコ多糖が

共有結合した巨大分子なので皮膚には

まったく浸透しません

 

したがって、肌の表面の一時的な

肌環境には有効な成分ですが、肌を

内側から若返らせる効果はまったく

ありません