ネットでパーマの失敗に関連した情報
を検索すると、ユーザーが美容室で
パーマを失敗されたという沢山の
ウェブサイトにヒットします
美容室でパーマをかけて髪をパサパサ
でボサボサにされてしまったAさんの
ウェブサイトから
「パーマで失敗されました
髪の毛パサパサでボサボサです
元の髪質はかなりいい方でした
“泣”・・・・
パーマも変な感じだし、元の髪質に
出来るだけ戻したいです
どんなヘアケアをすれば効果がある
でしょうか
おすすめの商品とか教えて頂きたい
です」
元美容師のアドバイス
パーマで髪がパサパサでボサボサに
なるのは、パーマ1剤のオーバー
タイムとパーマ剤の酸化不足が原因の
80%以上を占めています
後の20%はパーマ剤の選択ミスです
◎まず20%の選択ミスのテーマから
解説します
【パーマの1剤の還元剤は】
医薬部外品の
・チオグリコール酸アンモニウム
・システィン類
が許可されていますが
チオグリコール酸アンモニウムは
濃度によって、又アルカリの種類と
濃度によって、パーマのかかり具合が
違います
又、システィンもラセミ体のL体と
D体でかかり具合が違い、合成の
アセチルシスティンはその中でも
ソフトタイプのパーマ1剤になり
美容師さんはお客様の髪質によって
パーマ剤を使い分けなければ
お客様に満足して頂けるパーマを
かける事は不可能です
【化粧品の還元剤の種類】
化粧品の還元剤は、医薬部外品の
還元剤より一般的にソフトなパーマが
かけられます
主な化粧品のパーマ1液の種類
(化粧品のパーマは「剤」ではなくて
「液」と表示します)
・システアミン
・チオグリセリン
・亜硫酸Na(サルファイト)
・モノチオグリコール酸グリセリン
(GMT)
・ブチロラクトンチオール
化粧品のパーマ液の中ではダントツに
美容師さんが使いたがるのが
システアミンです
システアミンは弱酸性でパーマがかけ
られる為に、アルカリで髪を傷める
リスクが少なく、ダメージ毛にも髪を
傷めるリスクの少ないパーマです
そして還元剤の分子量が
チオグリコール酸アンモニウム
(分子量109)に対してシステアミン
塩酸塩の分子量は113,6なので
かなり強いパーマがかけられる事から
美容師さんに人気のあるパーマ液です
但し、システアミンは物凄く臭く
(悪臭)、感作性が強い(農薬の原料)
ことから、美容師さんの手荒れは
深刻です
私的には健康に問題の多い
システアミンのパーマなんて絶対に
使いたくありません
本来であれば、美容師さんはお客様の
髪質に適合したパーマ剤、又は
パーマ液を選択してパーマを
かけなければなりません
そして毛髪診断をしてパーマ1剤及び
1液のプロセッシングタイムを
選定してテストをして、2剤及び
2液も毛質の髪質が元の健康毛に
なるまで十分に時間を放置しなければ
ならないのですが、残念ながら私の
知る限り、2剤(2液)の放置タイムを
30分以上放置している美容室は
横浜の友喜美粧
TEL 0120−107ー800
と兵庫県のパーマサロン くらふと
TEL 072−777−5828
だけです
次回はパサパサでボサボサになって
しまったダメージ毛のケアについて
ご紹介します