微シス毛とは今から40年前に
私がオーツーパーマを発表した時に
名付けた造語です
その当時パーマをかけた後、一般的には
編カラーを巻いてセットしていましたが
一部の美容室ではパーマよりカットに力を入れ
カットの後の仕上げはブロッシングという
ブローで仕上げをしていました
編カラーを巻くセットは編カラーを巻いた後
50°程度の温度のオカマと言われていた
ドライヤー(当時、今のドライヤーは
ハンドドライヤーと言っていました)で
乾かす為にそんなに痛まなかったのですが
ハンドドライヤーは100℃以上の高温の
ドライヤーでブローをする為に
毛髪は加水分解で(SーS)というシスチン結合が
(ーSー)というランチニオン結合になり
Sが1個だからパーマがかかり難くなっていたのです
シスチン結合が少ない毛髪だから
微シス毛と呼んでいました
微シス毛のテスト法
シスチン結合が正常の毛髪か?
加水分解をしてシスチン結合が少なく
なっているかの判定は、目で見ても触っても
全くわかりません
ところが微シス毛は毛髪を水で濡らして
親指と人差し指で圧迫して強くしごくと
“キュッと”音がします
キュッと音がする毛髪が微シス毛で
キュッと音がしない毛髪と比較すると
5分前後1剤のタイムが多くかかりました