元姑の作ったカレー、私は食べたことがありません


同居して言われた「みんな食べるものが違う」ってやつ


カレーは元舅と元夫は食べていました

元姑も私がいない時に食べていたんだと思います


同居して最初の頃は私のご飯もありました

毎日、茶碗にてんこ盛りの白いご飯とカレー皿にてんこ盛りの千切りキャベツ

私のメニューはこれと決められていました


それを食べる間、元姑は私の前に座りずーっと見ているんです

人のこと見てないで、そのチンゲンサイと豚肉食べればと思っていました

毎日、毎日、朝と夜、監視されながらてんこ盛りのキャベツの千切り

私はうさぎか⁈牛か⁈はたまたヤギか⁈


ちなみに、キャベツの千切りに何かドレッシングをかけるんだろうと思うかもしれませんが、私には何もかけないキャベツの千切りと決められていたので、かけることは許されませんでした


自分でドレッシングを買ってかけようと思ったり、何かアレンジと思っても、うちの息子は何もかけないで食べるのに、あんたはかけるの?勝手なことばかりしやがってとか言われてしまいます


そのうちキャベツの千切りを見ただけでえずいてしまうんです

なんとか口にいれても喉を通らないんです


それを見ていた元姑、仕方ないから何かかければと


いや、何かかければではなく、もうキャベツの千切りが無理

どうしても食べれなくて、ラップをして冷蔵庫に入れると、それを食べきるまでずっと出されるんです


そして元夫にさすがにもうキャベツの千切りだけのおかずは無理と話すと、元姑にすぐに言ったようで私のご飯はなくなったのです


キッチンには触るなと怒られましたが、食器等を洗うために使うのは何も言われませんでした

あんたに食べさせるものはないと言われてからは、元義両親が使った食器なんて私は洗いませんでした


たまたま休みの日に元義両親がそろって出かけたので、昼に元夫と私の分、簡単な昼ご飯を作りました


全てきれいに洗い、片付けました

が、限られた食材しかなかったので、使ったのがわかったのか、元夫が言ったのか、キッチンを使ったと怒られました


かろうじて食べるように言われたほたての炊き込みご飯、いちぢくの甘露煮、味噌のしそ巻きは元舅と元夫があまり食べず、元姑も食べ飽きた(不味くて食べられなかった)から、私に食べさせようと思っただけ

謎の料理もカピカピになってから食べればと言われます


今では生野菜のサラダは普通に食べれます

しばらくの間はどこかにご飯を食べにいっても、生野菜のサラダがついているのを見るとオェッとなるので、食べれませんでした

家で生野菜のサラダを食卓に出すようになったのは、実家に戻って数年がたってから