万国の同性愛者、団結せよ！！ -2ページ目
課長ですか？
言って、
いいんですか。
言っていいよ。
本当に、
言っていいんですか。
じゃ、
素敵な ♡ お兄さん、
おビール、
もう一杯お願いね。
実は、
夢の中に、
毎夜毎晩、
課長が出てきて、
意地悪するの。
うそ！！！
それって本当！
ドッキ！
お兄さん、
芋焼酎頂戴！
早く、早く。
「 よりもよって芋とはね、
麦じゃダメなのか！
よほど芋に縁のある女だ 」
先輩だから、
言ったんで、
他の人に、
言ちゃダメですよ。
私、
顔は笑っても、
口だけは固いって、
評判で、
通ってるから、
ご心配ご無用。
「 口は固いがお顔は恐い 」
でも、
近くに、
性同一性障害の、
人がいるなんて、
親近感さえ、
沸いてきたような気がした。
私も、
記憶に残る、
女の一人と言われ、
はや１０年が過ぎ、
運悪く、
後輩にまだ一人いた。
確かに、
男に縁もゆかりも、
ない女でも、
モテたい気持ちは、
あなたと、
同じなんだけどなぁ～
顔は人並みだけど？
長身だから、
敬遠されがちなの。
お酒の力を借りて、
悪友行きつけの、
とあるバーに、
足を運んだら、
うすきみ、
悪かったけど、
どう言うわけか、
女性に、
受けちゃって、
モテちゃって、
田中君の、
気持ち、
分かるよう、
分からないような........
ひょっとしたら、
私ってレズ！？
じゃ、
課長と田中君、
できてるということは、
私も同類！
相変わらずの早とちり。
本性丸出しの、
名物女がいても、
不思議でない今の世の中。
夢の中で、
偶然に出会った夢話。つづく
じゃ、
私が、
なにげなく、
声掛けて、
みるわね。
でも、
課長の奥さんと、
田中君を、
比較したら、
私だって、
田中君を、
絶対に、
女性と認めると思う。
長身だし、
足のサイズ、
ときたらデカ足、
重量なんか、
ダイエット体重。
「 あの～、
ダイエット、
体重って何です？ 」
体重は、
減っても、
骨格重量は、
絶対に、
減らないっていうこと。
そんな、
女性っているんです？
いるじゃない！
♪～笑って許して........
もし、
男だったら、
誰だって、
女と認めないと思う。
近頃、
そんな女性たちが、
増えてるようだし、
もしや、
男だったりして？
クワバラクワバラ。
考えるだけで、
鳥肌が立たない？
何で？
私の、
ＤＮＡサイズは、
許容範囲を、
超えてるし、
そのような目で、
見られていたら、
大ショック！
田中君、
仕事終わりに、
飲みに行かない。
先輩、
誘って、
頂けるんですか。
私、
感激しちゃう。
やっぱり、
アレ系あるじゃん。
じゃ、
先輩カンパイね！
何か変？
先輩、
このお店は、
行き付けの、
お店ですか。
私、
こんなに、
オジサマたちのいる、
居酒屋さん大～好き！！
田中君って、
入社して、
間もないけど、
課長のことどう思う。つづく
早とちりはするなよ。
冗談です。
冗談は、
顔だけに、
しとくように。
何か言いました。
何も。
君！
お勘定頼む。
課長、何か変？........
先輩！
ヒモの正体が、
判りました。
何、
バカなこと、
言ってのよ。
ヒモじゃなく、
ホモじゃない。
すみません。
でも、
ヒモもホモも、
パラサイトの、
ようなものです。
それもそうね。
誰！ 誰！ 誰よ！
田中君だって。
本当！
冗談よ。
貴女の、
リアクションは、
あまりにも、
オーバーだからね。
実は、
課長の夢の中に、
出た人は、
田中君のような、
人が、
お相手だったらしいよ。
じゃ、
課長って、
ホモなの？
そうじゃない。
だって、
田中君と、
できてるのと違うの。
「 早とちりの話しは、
留まるところ知らず、
先へ、先へ進む、
想像の一人歩きでもある 」
奥さんに、
バレたら、
即離婚よ。
あそこの、
奥さん、
男みたいだし、
旦那が、
ホモと分かったら、
切り取られて当然。
あなたの、
話は、
どうしてこうなるの。
「 男は、
切り取られても仕方ないが、
女の浮気は、
取り付けでもしないと、
平等に反するんじゃない 」つづく
