表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 若林 正恭 | まこねえの通勤読書

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活字中毒。はずす本もたくさんあるので全部は書けませんが、最近読んで良かった本、とくに私の好きな人たちにおすすめしたい本を記録します。

星星星

オードリー若林さんの旅エッセイ。第3回斎藤茂太賞受賞だそうです。

キューバ、モンゴル、アイスランドへの旅。日本とは違う社会システムの国を見たくて。。。

 

旅エッセイとしてはもちろん面白いし、若林さんの語り口はワハハと笑うというより、ついニヤニヤしながら読んでしまいます。

ところが笑っていたはずなのに、亡くなったお父さんとの心の中での語り合いの場面で、思わず号泣。

 

アイスランドの年越し花火はかなりすごいらしい。クレイジー(危険)?アイスランドで度々言われた、「自分の身は自分で守るように」というフレーズ。日本だと、花火で事故が起こったら大騒ぎですよね。

 

若林さんの内向型の生きにくさは、これだけ人気ものになってもまだ存在しているようで、私も内向型とはいえ、てんで器用に生きているほうだなと思ってしまいました。

 

最後に気に入ったフレーズ。

10 代の頃から本当にずっと疑問だった。「空気を読めばいいのか、個性が大事なのか、どっちなんだよ」。