青野 まさみ です。




今日はブランディングとは何か? の解説です。


ブランディング。
言葉だけはよく聞くけれど、
なぜブランディングについて
学ぶ必要があるのか?というところですよね。

 

私たちが受け取る情報は、
10年前に比べて何百倍にも
なっていると言われます。



情報は多いのに、受け取れる量は
さほど変わっていません。



ということは、ビジネスをしていく上で
「覚えてもらう競争」が起きてしまっているとも
言えるのではないか、と思います。


 

まず、自分のことを
覚えていてもらえないと、

素晴らしいサービスを持っていても
買ってもらうことは出来ません。


ではブランディングとは、何でしょうか...?
言葉ではなんとなくわかる。けれど改めて
そう聞かれると、
ドキッとしてしまったりしませんか??



普段私の行うセッションや講座では
「この人(サービス)といえば〇〇」という、
相手の心の中にあるイメージのこと
だと、
お伝えしています。


インスタの投稿のデザインを揃えたり
レイアウトをきれいにしたり、
良い感じに見せていくことも、
ブランディングだ。

そんな風に言葉が使われる場面もあります。
それも間違いではないと思います!


ですが、
お客様の中にある価値(イメージ)を
積み上げていく行為

が、ブランディングの本質だったりします。



その、価値(イメージ)ですが、
1個の形ではなくて、
そのサービス、その人そのものの
パーソナリティを表す、
様々な要素で成り立っています。

 

 

商品だったら、
✔︎パッケージ
✔︎ネーミング
✔︎商標
✔︎キャッチフレーズ
✔︎ロゴマーク


などが価値(イメージ)を
形づくっていて、
お互いを助けています。

 


それらがすべて合わさって、
価値(イメージ)になる。

しかしひとつひとつが
一貫性を持っていないとがばらけて
しまうので注意が必要
です。



例えば、無印良品というブランドがあります。


※お写真はお借りしています。


頭のなかにある無印良品のイメージは
「透明」「シンプル」

「ごちゃごちゃしていない」


などでしょうか?



無印良品は、商品がこざっぱりしていますね。
ウェブサイトも、店舗の陳列も

キャッチコピーもすべてに
無駄がなくすっきりとしていて、
価値(イメージ)がそろえてあります。


だから無印良品というブランドイメージ

出来ているんですね。
このブランドといえば、

これだよね、というのがよくわかる例です



そこに例えば、煩雑なデザインものが

入ってくるとどうでしょうか。
無印ぽくないもの。
ちょっと違うもの。

という風になってしまいますよね。





では、マーケティングとの違いとは?

 


ブランディングとマーケティングは混同されがちですが、

対比するとわかりやすいです。


かっぱえびせんのCMを例にしましょう!
 


「カルビーのかっぱえびせん」


えびの風味と、ツイストされた形状。

昔から変わらない味ですが、
美味しい!ということで
芸能人が美味しそうに食べるシーンが
出てきたりします。

自分が主語で、
自分から「自分自身がこうなんです」と伝えている状態
です。
これがマーケティングです。



一方ブランディングは、

自分で言うのではなく、

相手から自分のイメージを持ってもらうことです。
「カルビーのかっぱえびせんは美味しいですよね」
と、多くの方に食べていただくため

パッケージや、
値段、材料にこだわり、作り続けています。

 

その結果、昔から変わらない
かっぱえびせんのイメージが作られていきます。



ブランディングは
中長期で作られるイメージの集合体なんです


その商品を食べている人が、「これって美味しいよね」という。
別の誰かが「かっぱえびせんて美味しいよね」という。
結果、その商品に対するイメージができてきます。


すると最終的に
自ら「かっぱえびせんは美味しいよ」と言わなくても
「かっぱえびせんって美味しいよね」って言ってもらえるんです。


ですので、食品メーカーでは
自分たちがどう思われているかを、頻繁に調査します。
「自分たちの思うイメージ」と
「世の中のイメージ」にズレがないか、
常に確かめてブラッシュアップしているんですね。


今日は、ブランディングについてお伝えしました。

お読み頂きありがとうございます^^

 

>>ビジネスシフト・コミュニティ

女性経営者さんと、知を分かち高め合う場を
主宰しています。お気軽にどうぞ^^