昨晩ご飯は走り新茶の茶殻ご飯を炊いてみた。

新茶の香りはあまりしなかったが、柔らかな走り茶だから、茶殻が分散していて実に美味い。

昆布だしを少し入れた事で旨さがひき立つ。また、見た目もきれいだった。

私は生まれが伊豆地方だから、茶飯にはかなり抵抗感があった。

伊豆では忌日、法事等に食べるご飯だから普段は炊くものではないと思っていた。

ところが奈良県の郷土飯「奈良茶飯」は有名で、全国各地でも、煎茶、ほうじ茶を入れて食べられている。

ほうじ茶などは意外に旨いかもしれない。

茶殻は入れていないようだが、これからは入れるべしだ。

 (翌日はタンニンの関係で茶色になってしまった)これが本当の茶飯だ。

 

茶飯ご飯を一番最初に炊いたのが奈良の興福寺、東大寺だったと言われる。

当時は貴重で高価な茶だったから、茶殻も捨てず、あらゆる料理に使われていたのだろう!

奈良茶飯が有名なのも、茶飯の発祥地だから?

伊豆地方の忌日や法事に茶飯が炊かれるのもここからきているだろう!

最近の分析で茶殻の方が栄養価が詰まっているから、丸ごと茶を食べなければ「もったいない!もったいない!」である。

茶飯は理に適っているのだ。