スーパーのチラシ「九州鮮魚大市」を見て、朝一番乗りを決めた。
対馬の釣り剣先イカ、天然ひらまさ、五島列島のいさき、真アジ、糸島港の天然真鯛、長崎田平の生たこ、壱岐のサザエ、熊本うるめ上乾と、全部欲しくなるものばかりだ。
鮮明なカラーのチラシで目が欲しくなってしまった。
先ずは欲しいものに○を付けた。
剣先イカ、いさきの刺身、サザエ、生タコ、うるめ干し。
7月2日は半夏生。
この頃に降る雨を半夏雨ともいう。
農家にとっては多雨せつな節目の日である。
植えた稲が大地にしっかりと根付くようにと願いを込めて、吸盤を持つタコ足のように、しっかりと大地を掴むから、蛸を食べる習慣がるそうだ。
この日は井戸に蓋をしてはいけないとか、この日採れた野菜を食べてはいけないとか言われている。
我が故郷でもこの日は、井戸の水を飲んではいけないともいわれていた。
タコを食べる日?
タコ好きの私は生タコの茹でたてが一番好き。そこで!遂に大物のタコを手に入れた。
塩もみが大変だった。
一掴みの塩で塩揉みして15分。やっと!ヌメリが取れた。
後は茹でるだけ。
足から入れ足がくるくると曲がったところで、頭を押し込んで茹でる。
茹で上がったら冷水で身を締める。
全部は食べきれないので冷凍保存する。
一口大に切って試食をしたが、爺さんの歯では噛み切れない。
目が欲しくなって、購入したが、先日右の奥歯が取れてしまって治療中であることを忘れていた。
仕方なくフグの刺身のように薄く切って食べる羽目になってしまった。
まさに、トホホホである。