第3回
このブログ(闘病記)を読むにあたっての留意点
●このブログ(闘病記)の中で夫婦の手記が混じっているため
私の文章―太字
妻の文章―普通サイズ
とし、書体を変えてひと目でわかるようにした。
●文中によく出てくる略語の意味は次のとおりである。
ST{speech therapy(therapist)}:言語療法(言語聴覚士)
PT{physical therapy(therapist)}:理学療法(士)
OT{occupational therapy(therapist)}:作業療法(士)
目次
第1章・・・・・発病してS病院に入院
第2章・・・・・Kリハビリセンターへ転院
第3章・・・・・Mリハビリ病院に転院
第4章・・・・・K医療センター
第5章・・・・・再びリハビリセンターへ
第6章・・・・・自宅での療養生活
第7章・・・・・発症後、初めての旅行
第1章・・・・・発病してS病院に入院)(2003年8月~9月)
■不思議な様子の夫
2003年8月30日(土)
夜勤明けで娘が帰ってくる。娘に状況話す。
「31日の医師の説明はまだ聞けない。お父さんにもまだ会えない。」
と言う。涙、涙。娘は介護職をやっていて様子が一定程度わかること、合わせて心配や今後
の不安も想像でき、自分で整理しきれない様子。
午後病院に行くと友人のMさん来ていて、本人の手を握りながら話している。今日は本人
からいろいろ話す。
「家の間仕切りの工事はやっているの? 夜8時からのサザンのビデオとって(会社の人から頼 まれているらしい。自分がこんな状況なのに、その生真面目さを思う。)」
家族はまだ無我夢中で、息子はいつになく進んで家の仕事をする。
2003年8月31日(日)
Sさん夫婦の車で、Mさんも一緒に病院へ行く。夫の第一声。
「のどが渇いた。」
吸飲みでお茶。看護師に確認して、家から持ってきたフルーツをつぶして、スプーンで果汁
を美味しそうに飲む。
皆が帰ったあと、寝苦しそうに大きな寝返りをする。
「右側がしびれる。右側をずっと下にしていたから」
と言う。
「ベッド平に。」
と注文する。
「平らだよ。」
と言うと、
「頭が下がってる感じがする。何か落ちていくような・・・・・」
と応える。
「何?」
と聞き返すと、
「いや・・・・・」
と黙る。様子を見に来た医師にそのことを伝えておく。
■寝たきり状態に大ショック
2003年9月1日(月)
私の職場では、私が行く予定の宿泊行事引率について代わりの体制をとっていただく。
息子と駅で待ち合わせをして病院へ。
大ショック!寝たきり状態、半開きの目、左鼻腔に気道確保のためのルート、横向きで顎 を拳げた状態、時々痰の吸引、導尿カテーテル留置、じょく創予防でエアーマト・・・・・
その変わりように唖然とする。あわてて担当医が来て説明。
「2~3日で出る梗塞部の浮腫で、それが意識部分を圧迫して今の状態になっている。この 2~3日が症状が一番悪い。しかし、人工呼吸器や気管切開まではいかない。腫れが引いて くれば戻っていく。私たちも今週は気が抜けない。面会は家族程度に。9月8日に脳カテ-テ ルの検査予定・・・・・」
説明を聞くしかできない。息子は初めて会ったのがこの状態だったので呆然。
「息子が今日来たよ。娘が作ってくれたプリン食べられないね。今度また作ってもらうから ね。先生が少しづつ良くなっていくって。」
という話かけに、左手を握って返事サイン、少し頷く様子もある。プリンは息子がそのまま 持って帰る。息子は大分ショックだったようで言葉もなし。
続きは次回9月上旬の予定です(今回は旅行記が3ヶ月続いたので、闘病記も3ヶ月続きま すので、次回の旅行記は11月上旬の予定です)
