走りっこ が苦手。
小さい頃から 足が遅い。
だから、運動会の朝
いつも思ってた。
雨にならないかなぁ。
休みたいなぁ。
雨降ったって順延になるだけ、、だけど
嫌なことは 先送りにしたかった私。
って。
てるてる坊主、
逆さに吊るしたことも 。
運動会当日
開会式、ラジオ体操の次は
必ず、徒競走。
ドキドキ、ドキドキ。
しながら スタートラインに立つ。
ヨーイ。の声の後に続く
ドン。
低学年の時は旗の合図だったけど、
ピストルの
バ~ン。の音に
一歩退く私。
毎回、
前の子の背中を見ながら走る。
私の背中を見てくれる人は
誰も いない。
後、1秒足が速かったなら。
もう少し、反射神経が良かったなら。
と、何度思ったことでしょう。
大人になって 良かった事。
勉強しなくても良くなった。
大人になっても日々勉強ですが、、
この勉強はまた別物。
でも、
私にとって 良かった事の一番は
運動会という行事がなくなった事。
と、
喜んだのも束の間。
今度は子供の運動会や町内運動会
その中の目玉 種目
地域別リレー。
小学生~大人まで駆り出される。
誰も出てくれないから
PTAや子供会の役員になると
強制参加。
でも、まだリレーだし、、
ある年の町内運動会。
私、嫁ぎ先地域の子供会役員。
兄、実家地域の子供会役員。
おなじ町内です。
毎度の事ながら
地域別リレー 30代女性枠
誰も出てくれない。
役員の私が走る羽目に、、
何番目かにバトンが渡され
何とか、抜かされず
(抜かすこともなかったケド)
次の走者にバトンを渡す事が
できました。
面目躍如?
誰も期待してないか。
人生で一番楽しかった運動会 と
なりました。
その余韻に浸りながらの帰り際、
兄と遭遇。
その時の兄の 一言
「 moco、リレーなのに
歩いとるのかと思った。
スローモーションかと思ったぞ。」
と、 のたもうた。
ガ~ン ガ~ン ガ~ン
折角、運動会と言うものの
楽しさを味わった私に
何と言う、言葉を、、
この時程、兄のお気楽な性格を
恨んだ事はありません。
今、これ書いてて その時の
兄の呑気そうな顔を
思い出したら 腹立ってきた。
この、総領の甚六め
いつか
兄のお気楽人生をブログに
書いてやる。
と、ブログネタを見つけた私。
「 兄のお気楽人生物語。」
乞う ご期待