わが家では 猫は育ちませんが
犬はそんな事もなく長年
飼い続けてました。
私が、この家に嫁いだ時
柴犬系の雑種が、当時の田舎に
しては珍しく室内で飼われいた。
この犬は多分、15歳以上は生きてたと思います。
そして、次に飼ったのは
純粋の柴犬。
知人の家で産まれたワンちゃん。
このワンちゃん。
名前は メイ (仮名) 
産まれて3ヶ月位に
我が家の一員に。
柴犬らしく、気性は強く
ご主人様命の ツンデレ。
このメイちゃん、４歳くらいの時
家から脱走して 道に飛び出し
交通事故に合ってしまいました。
その日、たまたま主人がお休みで
すぐ動物病院へ。
そして、先生から
何も出来ない。
持って今日、明日。
と言われ、、
家に連れ帰ってきました。
私は仕事から帰って
その事故を知りました。
私が32歳、前厄の年
私の厄を貰ってくれたのかも。
ところが、、
今日、明日の命といわれた
メイちゃんに 奇跡が。
3日過ぎ、4日過ぎ、1週間、1ヶ月
と、日に日に元気になって行きました。
しかし、下半身不随。
腰から下は麻痺して動きません。
今なら、ネットで情報を検索し
犬用車椅子を探す事もできますが、
当時は犬用車椅子を探そう。
なんて事も思い付かず。
主人が手作りで作った事も
ありますが、なかなかシックリ
くる物ができない、、
子供の三尺帯をお腹にかけて
後ろ足を浮かせて散歩したりして
ました。
かわいそうですが、
走るどころか、散歩も思うように
できない人生 ｲﾔ 犬生を送らせて
しまいました。
そして、交通事故から3年後
2月 節分が過ぎて直ぐの寒い日
メイちゃんは亡くなりました。
その時、私 34歳 後厄。
厄明けは、節分の翌日とか、、
私が32歳の 前厄の時
メイちゃんは交通事故に合い
私が34歳で 後厄が明け直後に
亡くなったメイちゃん。
義母の手術の日に亡くなった
野良猫 福ちゃんと同様、
メイちゃんの事も偶然ではない
ような気がします。
その後、
メイちゃんを想うと 可愛そうで
もう生き物は飼わない。
と 誓った私ですが、、
半年程たったある日
ペットショップの前を
通りかかると
「 仔犬 差し上げます。」
との、札が、、、
見たら絶対欲しくなる。
見ちゃいけない。❌
見ちゃいけない。❌
と、思いつつ足はお店の中へ、、
段ボールの中にいたのは
柴犬系の雑種が、1匹
力なく クテっと寝ていました。
見ちゃったら もう答えは
決まってます。
その日から また我が家に
新しい家族が増えました。
その名は ジューン (仮名)
とっても器量よし。
このジューンは、
とっても従順なワンちゃん。
いたずらっ子で、障子を破って
そこから顔を出したり、
子供たちの靴をガジガジしたり、、
それを見つけた私が、
ジューン。
って言うと、
顔を反らし、目を反らし
シュン 
とする。
( ワンちゃんあるある。 )
その姿が、また、可愛くて 
子供達に 眉毛を描かかれたり、、
水が嫌いなのに 夏は川で
強引に泳がされたり、、等
逆にイタズラもされましたが、
mocomoco家族は みんな
ジューンの事が大好きで 
ジューンも皆が大好きで
たくさんの想い出を作りながら
スクスクと成長して行きました。
年月が経ち、、
段ボールの中でクテっ としていた
ちっちゃなワンコも やがて
おバァちゃんワンコになりました。
おバァちゃんになり、
目がよく見えなくなっても、
走り回るほど元気だった
ジューン。
( 時々 柱にぶつかったりも
してたｹﾄﾞ 
)
メイちゃんの分まで 走って
くれてたのかな。
そして、
このジューン
16歳まで 元気で長生きしてくれて
最期の夜 私の手から水を飲み
静かに息を引き取りました。
この時、寂しさ 悲しさ と同時に
メイちゃんが出来なかった
走る事を このジューンは
おバァちゃんになっても出来てた。
そして、
天寿を全うさせてあげる事も
出来た。
私は 安堵感と メイちゃんへの
罪滅ぼし？も 出来たような
気がしました。
メイとジューン。
今 2匹は あちらの世界で 仲良く
そして
思いっきり 走り回っていると
信じています。
野良猫福ちゃんの話しも
よければ 覗いてみてください。
