日本人の私たちからすれば

アメリカが国で

州は県のようなもの

と考えがちです

 

しかし

州と県はかなり違う単位です

お断り: 私は専門家ではありません

 

辞書で「州」 'state' の定義を調べてみると

a country considered as an organized political community controlled by one government [Oxford Learner's Dictionary]

 

一つの政府にコントロールされた纏まった政治コミュニティーとみなされる [ぎこちない私の直訳です]

 

となっています

 

photo credit: Geralt@pixabay.com

 

蘊蓄はこのくらいにしておいて

今回のトピックは

税金!

 

アメリカでは

州によって

税金の法律がかなり違います

 

消費税 (sales tax)

消費税のある州とない州があります

  • 私の住むワシントン州を含むほとんどの州に消費税はあるますが
  • お隣のオレゴン州などの少数の州にはありません
所得税 (income taxes)
所得税を課す州と課さない州があります
  • 私の住むワシントン州を含む少数の州は所得税 (state income tax) を課しません。連邦政府の所得税 (federal income tax)はあります。
  • 殆どの州では州と連邦政府の両方に所得税を課されます。

それならワシントン州に住んで

オレゴン州で買い物したら最高じゃん!

なんて思う方もいると思います

 

実際オレゴンとの州境に住む

ワシントン州の住民は

オレゴンに買い物に行くようです

ちなみにポートランドは州境を越えて結構すぐです

 

車などは「どこで買うか」ではなく

「どこで登録するか」で税率が決まるので

『インチキ』はできません

 

ということで

税金一つとっても

州は国のようなもの

 

アメリカの連邦政府は

ヨーロッパのEUに似ていると思います

 

パスポートこそ同じですが

それぞれの州・国に法律があって

独立した存在