このBALENCIAGA(バレンシアガ)のスタイルを見ると、時代に変化を感じる。
ファッションでの一般的な常識を覆すような次世代型スタイルでありながら、本来のテーラード(ちゃんとした服)という雰囲気を出してなんとも不思議な感じのスタイルです。
ジャケットは、肩幅が広いダブルブレスト。
下は、ロングスカート。
これが同じ生地なのでセットアップになっています。
このような時代だから、このスタイルが何故か違和感無いので私としても不思議ですが、これは一般的な感覚の「慣れ」にもなるのでは無いでしょうか。
ここ数年で、ファッションが進化したのは男性だからとか女性だからとかという常識が覆られたこと。
ユニセックスとかジェンダーレスといわれていますが、そんな事すらも表現が無くなるくらい当たり前になってそれは自然と「慣れ」ることで、普通の事になるんだと思います。
このようなファッションも慣れてしまえば、誰もが当たり前にするスタイルになることでしょう。
ビジネスでも、当たり前になれば、もう時代が変化したと言えず、「当然」の結果になります。
例えば、和服着物は、男性も女性も着ます。
しかも着物で仕事することもあります。
そうなると、何が常識なのかということよりも「ちゃんと着ている」ということだけになるのでは無いでしょうか。
ビジネスでもカジュアルでも、その服自体をちゃんと着こなしていることで、ファッションはなり立ちます。
そもそも、大きな意味では常識の範囲はとても広く考えられるのがファッションです。
ビジネスでのファッションでもスーツというカテゴリーを考えても、さまざまなデザイン、色などがあります。
昔に、故・落合正勝さんが「何を着るかよりも、どう着るのか」と表現しました。
まさに今に時代は、そんな感覚でファッションを捉えないといけないのかも知れませんね。
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