そういえばそうだなぁと思ったことが、ファッション雑誌を見てオシャレを研究しますが、そのオシャレを実践するのはファッション雑誌の内容とは違うようになります。
そちらかといえば、身近のオシャレな人を見てる気がしますね。
以前から話題に出している故人の落合正勝氏の書籍の中にも書いてありました。
「服を購っても、それを他人と照合する場が無ければ、お洒落は進歩しない。
照合できなければ、自分の服装が正しいのかピンボケなのか分からないからだ。
僕は、服装術を磨くためには、自分よりも格好の良い他人を、常に観察しなければだめだと思っている。
自分がいちばん格好いいと思ってる人は、お洒落をあきらめる。一人で勝手にそう思っていればよい。
今までに何度も著してきたが、お洒落は学習なのだ。
ディスプレイされた服ばかり見ても、お洒落は決して進歩しない。
生きた服装を見るのだ。」
と書いています。
ディスプレイされた服を見ているだけではお洒落にはなれない・・・
私的に落合正勝氏の解説をもっと深掘りしたいと思うのですが、「観察」というのを落合正勝氏は
「生きた服を見るためには、まずその人の靴を見て、ネクタイのネットを見て、そのあとで全体を観察する。」
とあります。
その人がお洒落なのかを観察して自分に取り入れるとありますが、もっと言えば、その各アイテムがその人に合ってるのかどうか。
そして自分に取り入れたときにも合うのか。
体型や雰囲気も似ていれば似合うが同じ様に着こなせるのか。
などなどが大切になります。
あの人には似合うけど自分には似合わないというようなことは多くあります。
なので、そうなると自分には無理だからとそのお洒落を諦めてしまいます。
重要な事は、前回もお伝えしたように、「何を着てるか」ではなく「どう着てるか」なんです。
オシャレな人をそっくり真似するんでは無く、「どう着てるか」を観察すれば自分なりのお洒落のポイントも見つかってくるはずです。
近くでオシャレな人がいたら観察して、どのようにアイテムを着こなしているのかというテクニックを学びましょう。