なんだかんだと夏になってしまったので今シーズンは本当に何かタイミングが掴めない変な感じですね。
今年は猛暑になるみたいな予報が出ていますが、そもそも今の地球は暑すぎますよね。
日本の夏は危険レベルなのでより涼しい着こなしが必要になります。
クールビズがスタートしたころは、それでもマナーが大切だ、なんて言って無理矢理ネクタイしていましたが今ではそんな事を言っていられないし、真夏にネクタイしていると「暑苦しい」と煙たがられてしまいます。
少しでも涼しくしようとすると、着るものを減らすことが一番なのですが、ではちゃんとした仕事でTシャツというのも変なのでジャケットくらいは着たい。
そんな時は、「素材」を意識しましょう。
夏と言えば「リネン（麻）」ですよね。
ウールとは違い、植物繊維なので涼しいです。
汗も吸い取りやすく、通気性も良い。
夏素材として昔から重宝されてきました。
ただし、デメリットもあり、植物系繊維は「シワ」になりやすい。
そのシワは戻ることが無いので、シワを一緒に楽しむくらいの着こなしが出来ればOKです。
リネンスーツは見た目に分かる素材感があります。
シワが出るので、そのシワがスーツやジャケットなどのラインと馴染むようなくらい少しゆるいサイズ感が一番良いのです。
サイズ感がピッタリだと夏は暑いです。
身体と衣類の間に空間があればあるほど涼しく着こなせます。
なので特にリネンはゆったりサイズが良いのです。
素材の特徴として、もう一点。
植物系繊維なので、色染めが良く、鮮やかな色が出やすいのか、リネンにしてもコットンにしてもカラフルな色が多いことが特徴です。
また、良質な麻は光沢があるため高級感もあります。
重い色合いでなく、軽めの色でも光沢があるので安っぽくならないのがリネンの特徴です。
ただ、良質なリネンが入手出来るときは少なく、リネン100％は使いづらさもあり、ちょっと人気はありませんよね。
混紡でウールもしくはシルクが10～30％入っていると使いやすい素材になります。
これからの時期はリネンで対応しましょう。
