エルメネジルド・ゼニアがファブリック(生地)生産からスタートした企業というのは先日も説明したとおり。
多くのブランドや仕立て屋に生地を提供して評価を得ています。
しかし、そのようなファブリック企業は多くあります。
イタリアでは、ロロ・ピアーナ、グァベロ、カノニコなど。
イギリスでは、ホーランド&シェリー、ハリソンズ・オブ・エジンバラ、テーラー&ロッジなど。
イギリスのミル・マーチャントにいたってはゼニアよりも古い企業ばかりです。
その中で、Ermenegildo Zegnaというブランドが知られていくようになった背景があります。
ゼニアのHPからの抜粋ですが参考にして下しださい。
<Ermenegildo Zegnaの発展>
30年代末、エルメネジルド・ゼニアは、従業員1,000人を抱える総合企業のトップにいた。1938年にはすでに、アメリカ向けの輸出を始め、イタリアの仕立て職人の名を知らしめ、ゼニアのブランドがアメリカで信頼知られるきっかけをつくったのである。 創設者の息子であるアンジェとアルドは、まもなく、父親から事業の秘訣を教わることになった。二人は、それぞれイタリアと海外で学生生活をする青年のときから働き始めている。60年代に入ると、二人は徐々に、父からエルメネジルド・ゼニア の経営を引き継ぐようになった。
事実、事業の垂直統合を実行に移し、ファブリックの生産専の企業から、高級メンズウェアの仕立てや生産の国際化へと、企業を脱皮させたのは、アンジェロとアルドの二人であった。
1968年に、二人は、ユニットスリーブ(sleeve-units)とズボンのコレクションの生産のために、ノヴァラに新しい工場を開き、主にファブリックの品質の良さから、すぐに大きな成功を収めた。その後、二人の兄弟はまもなく、スペインやスイスへの進出を始め、その後には世界各地に目を向けていった。
ゼニアの特徴の一つがオーダーメードである「ス・ミズーラ」(イタリア語で「あなたのサイズに合わせて」という意味)と呼ばれるシステム。「ス・ミズーラ」はパターンオーダーだが、生地選びから仕上がりまでのプロセスに、ゼニアのポリシーにのっとった独自のノウハウが生かされている。
参考:Zegna.com
ミラノコレクションでは、Ermenegildo Zegnaのスタイルがランウェイで見られ、メジャーブランドと同じ様な感覚で比較できるようになりました。
そして、街にはErmenegildo Zegnaショップがありラグジュアリーな雰囲気とメンズファッションのセンスを感じ取られることが出来ます。
これからもErmenegildo Zegnaブランドの進化が楽しみです。
オーダースーツ専門店DoCompanyはErmenegildo Zegna生地の正規取扱店です