エルメネジルド・ゼニア生地の正規取扱店になって20年ほどになりますが、本当にゼニアの生地は最高です。
生地工場からスタートしたゼニアですから生地にこだわりを持ち、伝統と革新で世界中のブランドから愛されていますが、生地だけでは無いブランド戦略も素晴らしいです。
<歴史>
今ではErmenegildo Zegnaと聞けば最高のスーツブランドとして有名だが、スタートは初代、エルメネジルド・ゼニアが1910年に設立したウール生地の工場(ラニフィーチョ)である。
設立当初は、数台の織機しか持たない小さな織物工場であったが、若き創業者はすぐに、当時世界をリードしていたイギリス織物に、品質面で劣らない製品を生産するという大きな野望を掲げ、それに向かって走り始めたのである。
ゼニアのウール工場は、ビエラ近辺のアルプス山脈の麓に位置するトリヴェロの地に、1910年に設立されました。エルネメジルド・ゼニアの目的は、原材料に超細番手の羊毛を選び、紳士服用の最高級のテキスタイルを生産し、製品を販売し技術革新を進める広め、積極的にブランドを構築することでした。
職業繊維学校にて学んだエルメネジルド・ゼニアは、1930年、最新の英国製紡績機による高品質毛織物の生産を始め、自分のトレードマークで国内および国際マーケットに進出。顧客のみならず第一線のファッションデザイナーに供給できる流通機構を作り上げた。
今日では、ゼニアの成功にとって当然のものも、当時としては、驚異的な直観によるものとしか思えないものであった。品質を追求するということは、実際のところ、国際的なビジョンと最も高級な原材料をオーストラリアや南アフリカの原産地から直接買い入れるということを意味した。また、競争相手の国であるイギリスから最新の英国製紡績機械を買い入れることで、技術革新の恩恵を享受し、促進させた。
参考:Zegna.com
https://www.zegna.jp/jp-ja/home.html
エルメネジルド・ゼニアは、世界中のブランドに生地を提供しながら独自のプレタラインを発表してそのブランド力を高めています。
私が、知った時のゼニアは靴などもありませんでしたし、小物類も少なかった気がします。
靴に関してはスタート当初はフェラガモとの共同制作で販売してたのですが、現在はオリジナルと聞いています。
男のブランド、紳士のブランドしてエルメネジルド・ゼニアは本当に素晴らしいと思います。
これからの革新も期待したいですね。