「省エネルック」と「クールビズ」はファッションよりもコンセプトの違い!? | オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」春貴政享のブログ(できる男のスーツスタイル)東京 南青山・福井

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この時期になると思い出すのが「省エネルック」
若い方だと知らない人も多いのだと思いますが、私でもさすがにリアルに見たことはありません。

省エネルックが登場したのは1979年の第2次オイルショックの際に大平首相がアピールして話題の「半袖スーツ」が登場しました。
その後、羽田元首相も半袖スーツを着ていましたね。

しかし浸透しませんでした。

省エネルック

これはダサかったからだと。
クールビズはスマートでカッコ良かったから成功したと言われています。

まぁ、私的にはクールビズが成功したというのはコンセプトは成功しましたがファッション視野からいえば、まだ成功では無いと思います。
2005年のクールビズ開始から10年も歳月が流れていますが、まだまだ「ビジネス」と「オシャレ」のバランスは悪いと思っています。

暑い時期に上着を着なくても良い、着ていなくても失礼にならないというコンセプトが定着しただけではないでしょうか?

ゼニア

ゼニア

これらは、2013年のZZegnaのコレクションです。
決して1979年当時の省エネルックではありません。

しかし、このようなファッションも現代でもあるのです。

クールビズが浸透した理由は、スマートでカッコ良いからという理由では無く、マナー違反にならない、失礼では無いという感覚が浸透したのだと思います。

なので、夏のビジネスファッションはまだまだオシャレではなく、もっと着こなしに気を遣ったほうが良いと思います。

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