結社歌誌「覇王樹」5月号の「紅玉集展望(三月号)」で、O・朝子さんが僕の2首を批評してくださいました。
・野の栗鼠が木の実を隠すさまに似る 菜の残りを冷蔵庫へと
・濯ぎつつオットイケナイ手を止めるこの皿はまだ洗っていない
(批評)男の不慣れな家事の様子を詠んだ二首。食べ残しの菜を冷蔵庫に入れるという何でもない行為をリスの食料保存活動に重ねたり、お皿を洗って片づけるだけの作業に段取りを間違えたり、家事に精通している女性には決して詠めない歌だ。それだけに家事の一つ一つに新しい発見や思いがけない楽しさが生まれ、新しい歌の素材になるのではと感じる。
写真ACより、「野球」のイラスト1枚。
