短歌旧作「叔父の死」(1)初めて接す | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

 1998年の「日本海作家」に乗せて頂いた短歌連作、「叔父の死」より(1)7首をアップします。


近く住む母より電話わが叔父は肝臓癌ゆゑ見舞へよと伝ふ

わが叔父は町病院の個室にて口をきくさへ苦しげなりき

病室の痩せ衰へし叔父上は会話とだゆれば目を閉ぢ給ふ

病み篤き叔父を見舞へり回復のあるが如くに「お大事に」と去る

早朝に兄より電話叔父さんが亡くなったから通夜に出でよと

○○さんが見舞ひに来ては俺(うら)ももう駄目なのかなと叔父は言ひしと

御宗旨は天台宗にて密教の秘儀めく葬儀初めて接す

(6首目の○○には、僕の名前が入りますが、ここでは伏せます)。


写真ACより、「おもてなし」のイラスト1枚。