結社誌「コスモス」2015年8月号に出詠した10首の内、選者の方には失礼かも知れませんが、採られなかった7首を、以下にアップします。
晴の日の山鳩の鳴く午後となる雉子が負けじと大声を上ぐ
応接間に菓子コーヒーでもてなせりわれに少なき友の一人を
スマホには一つも歌の残りゐず淋しさ填まる写ししあとを
店先に小さき駐車場ちかくには広き駐車場こちらに止めぬ
上敷きを這ふ小虫あり君はもう死んでゐるのだティッシュでくるむ
一つのみ柱時計が打つを待つ打てば余韻の長くうつくし
身の内に気持のすくむ六十四、すぐ六十五、老いにけらしな