「すぎゆき抄」(106)歌誌「コスモス」2003年11月号より、3首です。 小糠雨ライトに光る広場にて若者たちの揃ひ舞ひをり 眉のなくスキンヘッドの青年が回転寿司の空く席を待つ 熟れ過ぎし花梨のごとき香をもてり老いづく二人の日々の生活(くらし)は