「すぎゆき抄」(73)「棧橋」No.72より、「小さな旅」の「金沢市へ」(2)。 福井駅向かうホームに腰かくる三人(みたり)の背(せな)に音なきしばし 整然と植ゑられし田の広がりて農家の人の自己表現か 腰かがめ老が補植す広き田に一人が小さく列車より見ゆ ちらちらとする祭礼の列がゆく烏帽子姿の神官もゐて