詩「難民」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

2番めの作品をアップする。


  難民

    新サスケ


先日 県立図書館へ行き

新しい同人詩誌二種二冊を

郷土資料室へ納めてきた

担当の女性と深く頭を下げあって


帰り際に紙誌コーナーを見ると

オジサンたちの姿が少ない

以前はぎっしり多かったのだが

奥さんが優しくなったのか


いやいや そうではない

二日あとの今日に気づく

秋が深まり涼しくなって


家でエアコンなしで居られるのだ

電気代がかからないから家で

家族間の難民にならなければよいが