詩「無題 2」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

同人詩誌「螺旋」第23号(1983年1月・発行)より、次の詩を紹介する。


  無題 2

    新サスケ


日没後の

空は紺青


高校生の頃

初めて気づいた


何度 勇気づけられたことだろう

バスの窓から

 (私はまだ生きられる)


ひとりの友もいないと思い

うなだれ 帰る街

それでも 空は 紺青