「貧しき者の歌」(5)昨日に続き、「貧しき者の歌」(5)5首を載せる。 フォーミディブルちさき花芽のひとつ出づ危ぶみつつも日々咲くを待つ 異動希望もしやの夢をだかされて仕事ふはふは身の入らぬかな 夜更けて妻帰り来ずひとり子はテレビ観るらし声の届くも 夜ふけて妻戻りたり眠り居る子の身じろぎは騒がしさゆゑ 新しき中学生のひとり子の約束違(たが)へファミコンすなり