「コスモス」8月号・不提出歌(2)昨日に続き、不提出歌(2)を載せる。 田蛙の声に昔のわが歌に夜の田蛙詠みしを思ふ カタカナのホウキ工業まさかでも蜂起工業ではあるまいよ 菜の花をお浸しにして朝に食ぶ農業の友より貰ひしを 新しき財布を妻の買ひ呉れぬ傷と皺ある古きを撫づる Sさんのガムをお呉れと差出せる手は目の前にやはり小さし