「試み (13)」 | 新サスケと短歌と詩

新サスケと短歌と詩

短歌と詩を公開します。

詩集「みだれた足跡」より、次の作品を紹介する。


  試み (13)

    新サスケ


 勤めを休んだ或る朝、ぼうっとしていると、

雀の鳴き声に別の小鳥の声が混じる。「つ

いっついっ」と、聴こえる。障子をあけて、ガ

ラス越しに見てみたい気がおきる。気づかれ

て枝を発たれてもまずい。鳴き声だけを楽し

む事にしよう。