新サスケ「雨強く」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

僕の第1詩集「みだれた足跡」より、次の作品を紹介する。


  雨強く

    新サスケ


帰りの車を

道の脇に止める

(ひと)を待つ


梅雨のどしゃ降り

外に出られない


古本屋を覗きにも

花屋へ物色しにも

降りこめられて


僕の詩(拙なすぎる)

僕の絶望(測り知れなく)

僕の愛(いよよ深かれ)