新サスケ「広場」 | 新サスケと短歌と詩

新サスケと短歌と詩

短歌と詩を公開します。

僕の第1詩集「みだれた足跡」より、次の作品を紹介する。


  広場

    新サスケ


白い莟が樹に飾られている


かがやく芝生は厚く

宇宙線を優しく受けとめている


(あの文字が自己予言でなかったのなら)

ふと私は小さい


つまらなさそうに雲がうかび

むこうに異星の人が消える


(悲しみに撃たれて小鳥が墜ちた)と


私も帰るのか

木と紙と少しの土の家へ