こぐま星座「水穂 みずほ」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

こぐま星座さんの詩集「夜の食(お)す国」より、次の作品を紹介する。


  水穂 みずほ

    こぐま星座


うえたばっかのたんぼんなかぃ

いっけえともいっけえゆうひゃ

ぼってりとちぎれたようにしずんでいく

おもいでなくれいじゃ


あぁーうれっしゃ

なかなか こんね んまいこと

はかったんてにはうえおわらんもんじゃが

きょうは んまいことはかいったほうじゃわ

どりゃあ たんぼながぐつあろうてあがろうまいか

かかぁや わりゃあ さきあがってままのよういせえ

うらぁ ちょろちょろみずあててかいるさけ


ごーるでんういーく

ばかんす

じゃけらくせいわ

みんなせいようじんのまねして

ぜんなげにいってるんてなもんじゃ

うららはたうえでいい

ひゃくしょうにうまれたもんはみんな

たうえがれじゃーやとおもわなあかん

あきになればこれがみんなぜんになってかえってくるんじゃ

そうおもわなあかんのやぞ

わかったか あにぃ