一昨日の「白しらと」に続き、「コスモス」6月号ぶん詠草に未出詠の短歌、10首を紹介する。今回が6月号ぶん未出詠歌の仕舞いで、出詠した10首と合わせて、ひと月の間に60首を詠んでいた。
同僚に感情移入論語り致しやうなきことと黙りぬ
苦いもの辛いものダメ甘いもの塩辛いもの大好きなわれ
お子さんが障害者なる〇〇さんの訃報を聞きぬ会員なりき
十一首ケイタイメモよりパソコンを経てUSBメモリに収む
明らかに山鳩の声聞ゆなり眠り足らざる身を出勤す
上げ上げにならむと缶のコーヒーを二本飲みたりはたに迷惑
交替の出番制にてあるなれど時に間違ふ己が出番を
交替の出番制にてあるゆゑにそつと告げたり「お客さんだよ」
わが歌をインスパイアする君なりき明日より別の部署へと移る
ガムを噛み飴玉を舐めお茶を飲む客待つ時のかくて過ぎゆく
3首めの〇〇には、ある姓が入るが、ここでは伏せる。