台東区から文京区にかけての谷中、根津、千駄木のあたりを指して「谷根千(やねせん)と呼ぶのだそうです。
その中の根津と谷中を歩いてみました。
鶯谷駅を出発して、先ず向かったのは入谷鬼子母神です。
「おそれいりやのきしぼじん」の入谷鬼子母神。
ここは谷根千には含まれないようですが、この言葉のもととなっている場所は是非訪れてみたいと思っていました。
神社に「鬼」って、なんだか不釣り合いな感じがします。
新宿には鬼王稲荷という神社もありますが、珍しいようです。
鬼子母神とは、子どもを食べる女神だったが、お釈迦さまの教えを請うて、安産の神となったようです。
う~ん、お釈迦さまと関係があるのに「神」って、私にはこの辺のつながりがよく分かりません。
境内の御寶前に噺家の名前がずらりと並んでいます。
春風亭柳橋、古今亭今輔、三遊亭圓馬、柳亭痴楽、桂米丸といった名前が見られます。
今の落語芸術協会とこの神社と、どういう関係があるのか、ないのか。
これまたよく分かりません。
それにしても、「おそれいりやの」とか、「その手は桑名の焼き蛤」とか、こういう言葉遊びは面白いですね。
最近(でもないか)では、「冗談よしこさん」「あたり前田のクラッカー」なんてのもありますね。
そうそう、東京都豊島区には「雑司ヶ谷鬼子母神」として知られる鬼子母神堂があります。
ここの鬼子母神の「鬼」という字には一画目の点がないんですってね。
元々は「鬼」だったが、安産の守り神になったので「ツノ」をとった、ということのようです。