新宿日撮り歩記 【109シネマズプレミアム新宿】 | まさこんの写真雑館

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仕事に遊びに縁の深い新宿の風景、ふらっと出かけた場所の写真、50年前に撮った写真の復元、写真について思うこと、などなど。

 

歌舞伎町タワーにある映画館。

 

一般料金

CLASS A:4,500円

CLASS S:6,500円

 

入会金1,000円の「シネマポイント」会員、障害者、毎月1日は500円の割引がありますが、それ以外の割引はなく、学生や子ども料金もありません。

 

映画に4,500円!と思う方が多いでしょう。

私もそうでした。

 

今朝、行ってきました。

コンサートは1万円近くするのだし、同じく2時間くらいなら4,500円は「まあいいのかな」という気持ちになったのと、話のタネに1度くらいいいかな、と思って。

 

でも、今は「また行こう!」という気持ちでいます。

 

「ラウンジ」と呼ばれるロビーはゆったりした空間で、座り心地の良い椅子やソファーが置かれています。

 

 

ここに4つの劇場があり、合わせて385席です。

もう1階上にも同規模の4つの劇場があります。

 

ラウンジの窓からはこれまで見られなかった方向からの新宿の街並みを展望できます。

ゴジラの後ろ姿も見えます。

(あのゴジラって胴体がないんですね!なんて,,,)

 

カウンターではソフトドリンクとポップコーンを注文できます。

上映開始時刻まで無料です。

飲み放題、食べ放題です。(そんなに飲まないし食べないけど)

有料でアルコール類も注文できます。

 

さて、劇場内。

ゆったりした豪華な椅子です。

飲み物とポップコーンを置くのに十分な広さの肘掛け。

傘を寝かせても収納できる物入れ。

上映が始まる前の注意で「前の座席を蹴らないで」というのがありますが、前の座席との間隔が広いので、蹴ろうにも蹴れません。(私は)

 

行くまでは「よほどの大作じゃないとなぁ」と思っていました。

派手なアクションがあったり、音響がすごかったりとか。

 

今日観たのは「銀河鉄道の父」という映画です。

車の追いかけごっこも爆発もまったくありません。

音楽はごく普通で、ロックバンドによる大音響ということはありません。

 

物語重視の作品です。

とても感動しました。

体の震えが止まらないくらい涙を流しました。

それは劇場のせいではなく、純粋に作品が素晴らしかったからです。

 

だったら普通の映画館でいいんじゃない?

 

私の場合は1,000円だし。

 

でも、3,000円追加しただけの価値はありました。

劇場でも飲食店でも人一倍周りが気になる私にとって、前後左右とのゆとりのある間隔が嬉しかっただけでなく、この場所に足を踏み入れてから出るまでのすべての時間がゆったりとして、心地良く映画を楽しむことができました。

(おっと、失礼)

 

今朝、私が入った劇場は70席。

客は私だけでした。

 

やっぱり映画に4,500円は抵抗がありますよね。

でも、もし私がこの映画館の営業担当だったら、無料にしてでもとにかく1度体験してもらう企画を考えるでしょう。

今の私がそうであるように、あんなに気持ちにゆとりを持って映画を楽しむことができるのなら、という気持ちになる人が多いのではないかと思います。

ただ、6,500円は「いくらなんでも」という感じですが…

 

それにしても、ポップコーンを食べながら映画を観たのはいつ以来だろう。

半世紀ぶりかも。