天龍寺の時の鐘 | まさこんの写真雑館

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(新宿4-3-19)

 

江戸の街および江戸城は風水が取り入れられて設計されていると伝わっています。

 

曹洞宗の寺であるこの天龍寺は、かつて牛込付近にあり、上野の寛永寺が江戸城の鬼門に建てられているのに対し、裏鬼門鎮護の役割を帯びていました。

 

この天龍寺にある「時の鐘」は、上野寛永寺、市ヶ谷八幡(東円寺)、芝切通し(西久保八幡・増上寺)、赤坂(円通寺・成満寺)、目白不動尊、浅草寺などとともに江戸に時を告げていました。

 

その中でも、内藤新宿に時刻を告げたこの「時の鐘」(1767年鋳造)は、上野寛永寺、市谷八幡(市谷八幡町15)の鐘と並んで江戸三名鐘とされています。

 

なお、市谷八幡の鐘は現在築地本願寺にあるといわれています。