歌舞伎町にある二つの神社です。(他にもあるかもしれないけど)
【稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)】
「鬼王」の名を持つ日本で唯一の神社です。
稲荷鬼王神社では、鬼を春の神とみなしていることから、節分の豆まきのときには「福は内、鬼は内」と唱えるそうです。
また、この神社には「撫で守り」という信仰があります。
これは、豆腐を奉納すると授与される「撫で守り」で患部を撫で、病気が治るまで豆腐を食べない「豆腐断ち」をするというものです。諸病一切に御利益があるとされています。
【歌舞伎町辨財天(歌舞伎町1-13-3)】
日本一の歓楽街といわれる歌舞伎町。
その中にある歌舞伎町公園内の「歌舞伎町弁財天」は歌舞音曲、商売繁盛の神様で、歌舞伎町の守護神とされています。
歌舞伎町に広大な池があった大正時代に上野寛永寺の不忍弁天様の分祀としてこの池のほとりに祠が祀られたのがこの辨財天の始まりだそうです。
その後、淀橋浄水場の建設にあたり、その残土で池は埋め立てられましたが、この祠は残りました。
この辨財天に描かれている墨画「弁財天地龍虎」は画家の東學さんによるものです。
現在、「歌舞伎町アートプロジェクト」の一環として、歌舞伎町内に設置されている変圧器に絵が施されていますが、東學さんもその活動に寄与しています。
(この絵は東學さんの作品ではありません)
尚、ついでですが、この歌舞伎町公園の周辺には悪質な客引きがうろうろしているのでご注意を!