今回取り上げられたのは「7050問題」或いは「6040問題」と呼ばれている問題。
精神疾患を患っている子のことを誰にも相談できないまま親が70歳になり、「子」が50歳になってしまった家族。その問題をこのように呼ぶのだそうです。
どのような障がい者であっても社会で生活しにくいこの国。精神障害も例外ではありません。
「引きこもり」や「家庭内暴力」といった精神障害を持った子供がいる家族は、世間体を気にして公にしたがらなかったり、相談したくても相談窓口が少なかったりするのが現状です。その点に焦点を当てたのが今回の番組でした。
そのような中にあって埼玉県所沢市では、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、精神科医でチームを編成して24時間、対応にあたっているそうです。ただ、残念なのは現在はこのチームがまだ一つしかないこと。
このような取り組みが世間にもっと知らされ、今回紹介されたような質の高い人材による同様のチームが所沢市を発信地として他の自治体にも拡大していってくれることを願うばかりです。