2ヶ月ほど前、新宿駅のホームの淵に立った。
目を閉じた。
でも、新宿駅を猛スピードで通過する電車はないことに気づいた。
そんなの、分かりきってることなのに。
間抜けだよね。
そのくらい正常ではなかった。
自分が嫌で嫌でならなかった。
長年の悩み。
人に嫌な思いをさせているのに、それに気づかない自分。
だから人が離れてゆく。
心を開ける相手ができない。
自分が「この人なら」と思うと、その人にも嫌な思いをさせてしまう。
その人に依存してしまう。
求めすぎてしまう。
それに気づいて、その人は離れてゆく。
それの繰り返し。
それに加えて、今、また、もう一つの自分が嫌になっている。
たまらなく嫌になっている。
人を許せない自分。
人それぞれ、ということを受け入れられない。
自分の考えと違う。
それは間違ってる。
許せん!
いつもそう。
すべてそう。
自分から人を遠ざけてしまう。
ただでも人が寄り付かないのに、自分も人から離れる。
友人などできるわけがない。
この年齢になったら、少しは世間を達観できるようになるのかと思ってた。
でも、ぜんぜん。
それどころか、ますますひどくなっているとさえ思う。
人の些細なおこないが気になって仕方がない。
何故、そんなことをするのだろう。
何故、そんなこともしてくれないのだろう。
そればっかり。
毎日が辛くてならない。
こうして「死ぬ、死ぬ」と言ってるヤツにかぎって、実際には死なない。
死ねない。
ほんとは死にたくないんだ。
こんなこと書いて、言って、人にかまってもらいたいだけ。
人に関心を持ってもらえないから。
人に関心を持ってもらえないヤツにかぎってそんなことをする。
関心を持ってもらえないのにはそれなりの理由があるのに。
自分がその原因を作り出しているのに、それに気づかない。
だから、「死ぬ!」って騒いで関心を引き寄せようとしている。
最低。
生きてる価値なし。
死んだほうがいいよ、そんな弱いヤツ。
そうだね。
そう思う。
やっぱり生きていないほうがいい。
こんなに辛いだけの毎日。
何のために生きてるんだか。
やっぱり、そうだと思う。
うん、やっぱり、その通りだと思う。