1990年ころ、かつての不倫相手と出会った。
以来、現在までの30年以上、私のそばにはいつも女性がいた。
その不倫相手のように一般女性であったり、ソープ嬢やファッションヘルス嬢であったり。
そして、今は職場で出会った女性。
職場の女性以外とはなんらかの形で体の関係があった。
演技であることが分かっていても、気持ちも満たしてくれていた。
彼女たちが日々の張り合いだった。
3年前に出会った職場の女性とは体の関係はないが、これまでの誰よりも気持ちを満たしてくれている。
もしかしたら、私が女性たちに求めていたのはそのような精神的な満足感だったのかもしれないとも思った。
しかし、ここへ来て、やっぱりセックスをしたいという気持ちを抑えられなくなってきている。
職場の女性と体の関係になることは、この先もないだろう。
同時に、彼女の私に対する気持ちに物足りなさも感じている。
しかし、仮に彼女と体の関係を持ち、私だけを見てくれるようになったとしたら、それはそれで後ろめたさという別の不安を抱えるようになることはかつての不倫でよく分かっている。
付き合いを続けている元ソープ嬢は妊娠したため、しばらくセックスができなくなった。
今、性欲を満たしてくれているのはファッションヘルス嬢。
今までで一番、性的な快感を与えてくれている。
でも、贅沢なことではあるが、一方的にされるだけであることに物足りなさを感じてもいる。
そして、金がかかる。
その金があれば、経済的に楽になる。
今のようにカスカスの生活をしなくて済む。
最近はわずかながら消費者金融にも手を出した。
それでも、やめられない。
これを性依存というのかどうか、分からないし、分かるつもりもない。
それが分かったところで、何も打つ手がないことは以前通った自助グループでよく分かった。
女性が欲しい。
性的な満足を与えてくれ、そして、演技でも私のことを見てくれていると感じさせてくれる女性が。
しかし、今の自分の立場を考えると、そんな都合の良い相手が現れるはずはない。
だから、それを金で買うしかない。